コウミガミ 〜嘆き嗤う蛇神、妹なる者々が紡ぎし口碑(フォークロア)〜

神の怒りにふれた時、
人々は人知を超えた試練によって試される――

瀬戸内の小島「祈背島」≪いのせじま≫。
この島には、白蛇を多産の神’コウミガミ’として奉る
「巳重神社」≪みかさじんじゃ≫があり、宮司を務める神蛇家は
その蛇神の望みとして言い伝えられている【兄妹婚】を代々慣わしとしていた。

破れば下るという蛇の罰を恐れて――

現在、宮司を務めるのは「神蛇 丞」。
先代である父が流行病でこの世を去ってすぐ跡を継いだものの、
父を亡くしたことで精神を病んだ母「神蛇 鏡佳」の世話に、
妹の「神蛇 玲」と二人、頭を悩ませていた。

そんなある日、学者を名乗る「柳本 国定」が神社を訪ねて来る。
彼は民間伝承を研究しており、
この神社の奉神【コウミガミ】に纏わる伝承について調べに来たのだった。

一方で丞は、父が実は蛇の罰を受けたことで命を落としたという
噂が巷で広まっていることから、それらの伝承を疎ましく思っており、
柳本をつい追い返してしまう。

同日、鏡佳の妹であり、丞の初恋の人「九鬼 零佳」も現れ、
泊まり込みで家事を手伝いたいと申し出て来るが、
突然の事に丞は零佳を不信に思う。
まさか宮司が代替わりした隙をついて、
この神社を乗っ取る気ではないのかと……
玲の頼みもあり受け入れることになるが、不信感は晴れぬままだった。

そんな彼らを、一匹の白蛇が見つめる。
それは血のように赤い瞳を妖しげに煌かせて、
この世ならざる者の雰囲気を纏っていた。

「……再度創め、終わらせようぞ……」

地を這いずるようなその冥い声は、
彼らの日常の終焉と共に、すぐ傍まで迫っていた――

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2017-04-07 | Posted in 美少女ゲーム

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